ダビデのコラム

本で見つけられないイタリア語の表現 4

Piove sempre sul Bagnato (ピオーベ・センプレ・スル・バニャート)


Piove sempre sul bagnatoは日本語に翻訳すると、「すでに濡れている所に雨が降り続けます」という意味です。


意味:問題が発生すると、1つだけでは終わりません。問題が次々と発生して重なるものです。たとえその問題がたいしたことではなくても、人の心はそう感じるものです。何かで機嫌が悪い時には、他の小さな問題のことも大きく感じないでしょうか?だから「もうぬれている所に雨が降り続けます」なのです!「問題のある時、別の問題も出てくる」ということです。

歴史:イタリアの詩人、Giovanni Pascoli (ジョバンニ・パスコリ)が昔に書いたものです。

使い方: 

A: Ieri sono stato licenziato..... 「昨日クビになりました」

B: Davvero? 「本当に?」

A: Si, e ho fatto un incidente.......「うん.....事故にもあった」

B: Piove sempre sul bagnato 「ついてないね~」  


こんなふうに読みます。


A: イエリ ソーノ スタート リチェンツィアート.....

B: ダッベーロ?

A: スィ、 エ オ ファット プーレ ウン インチデンテ.....

B: ピオーベ センプレ スル バニャート



暗い表現ですが、色々なパターンで使えます。


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